
株式会社CyberCrewは、当社に所属するホワイトハッカーのSuraj Theekshanaが発見・報告した脆弱性「CVE-2026-75900」が、Red Hatの公式CVE情報に掲載されましたので、お知らせいたします。
Red Hatが公開するCVE情報では、本脆弱性について技術的な分析や製品への影響、深刻度などが公開されており、「Acknowledgements(謝辞)」において、報告者としてSuraj Theekshana(株式会社CyberCrew)が明記されています。
Red Hatは、企業向けLinux「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」をはじめ、クラウド、コンテナ、仮想化などのエンタープライズ向けオープンソース技術を提供する世界的なIT企業で、2019年からIBMの一員となっています。
Red Hatによると、同社の製品・サービスはFortune 500企業の90%以上で利用されており、RHELは174か国以上の顧客に利用されています。大規模な企業システムを支えるプラットフォームとして、世界各国で広く活用されています。
Red HatのCVE情報は、同社製品に関連する脆弱性について、利用企業やシステム管理者、セキュリティ担当者が影響や対応状況を確認するために公開されている公式の製品セキュリティ情報です。
今回、CyberCrewから報告したCVE-2026-75900についても、Red Hatによる技術的な分析と製品への影響評価が行われ、その公式情報の中でCyberCrewのメンバーが報告者として明記されました。
CVE-2026-75900について
CVE-2026-75900は、仮想環境でTPM(Trusted Platform Module)の機能を提供するオープンソースソフトウェア「swtpm」に存在する境界外読み取り(Out-of-bounds Read/CWE-125)の脆弱性です。
Red Hatでは、本脆弱性の影響度を「Moderate」、CVSS v3.1の基本スコアを「6.1」と評価しています。バッファサイズの検証に問題があることで、本来の範囲を超えてメモリの一部が読み取られ、隣接するヒープデータの一部がログへ出力される可能性や、環境によってはswtpmデーモンが異常終了する可能性が示されています。修正版はswtpm 0.10.2とされています。
CyberCrewは、ホワイトハッカーによる実践的な知見をもとに、国内外を問わず責任ある脆弱性報告とセキュリティ向上への貢献に取り組んでいます。
今後も、攻撃者視点に基づく診断・検証やセキュリティリサーチを通じて、お客様の安全な事業運営と、インターネットを利用するすべての人が安心して利用できる環境づくりに寄与してまいります。
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Red Hat「CVE-2026-75900」





