
「経営層からセキュリティ対策の予算案を求められているが、いくら確保すればいいのか見当がつかない」
「見積もりをとってみたら、A社は50万円、B社は500万円。なんでこんなに違うの?」
ペネトレーションテスト(侵入テスト)の費用相場がどのくらいか気になっている人も多いのではないでしょうか。定価が存在しないサービスだからこそ、適正価格を見極めるには「おおよその相場」と「なにで金額が変わるか」を知る必要があります。
この記事では、2026年最新のペネトレーションテストの費用相場を、対象別・業種・規模別に徹底解説します。さらに、予算内で効果を最大化するための業者の選び方や、見積もりのチェックポイントも紹介します。
TABLE OF CONTENTS
- 1 ペネトレーションテストとは?目的や脆弱性診断との違いを解説
- 2 ペネトレーションテストの費用相場を解説!【対象別】
- 3 ペネトレーションテストの費用に影響する項目とは?
- 4 ペネトレーションテストの見積もりのポイント3選!
- 5 ペネトレーションテスト費用を抑えるコツとは?
- 6 【事例紹介】ペネトレーションテストの費用シミュレーション
- 7 ペネトレーションテスト実施の流れ
- 8 CyberCrew(サイバークルー)のペネトレーションテスト費用
- 9 ペネトレーションテストに関するよくある質問(FAQ)
- 10 まとめ:ペネトレーションテストの費用を理解して適切に実施しよう
- 11 ホワイトハッカー イシャン ニムからのメッセージ
ペネトレーションテストとは?目的や脆弱性診断との違いを解説
具体的な費用の話に入る前に、まずは「ペネトレーションテストはどんな目的で実施するのか」をハッキリさせておきましょう。また、多くの企業が混同しやすい「ペネトレーションテスト」と「脆弱性診断」との違いについても解説します。
自社に必要なセキュリティレベルを定義し、限られた予算を賢く使用して、無駄なコストを無くすために非常に重要なポイントです。
ペネトレーションテストの目的
ペネトレーションテスト(Penetration Test)の最大の目的は、「実際の攻撃者と同じ視点で、どこまで深く侵入できるか」を検証することです。
単にシステムの「鍵が開いているか」を確認するだけでなく、実際に鍵を開けて中に入り、機密情報を盗めるか、システムを停止させられるかといった「脅威の実現性」をテストします。これにより、「もし攻撃を受けたら、具体的にどんな被害が出るのか」というビジネスリスクを可視化することができます。
ペネトレーションテストと脆弱性診断の3つの違い
脆弱性診断とペネトレーションテストは実施の目的や手法が異なります。
脆弱性診断は、家のドアや窓に鍵がかかっているかを網羅的に全数チェックするようなものです。一方、ペネトレーションテストは、プロの泥棒が「2階の窓を割って金庫までたどり着けるか」を試す行為です。
| 項目 | 脆弱性診断(VA) | ペネトレーションテスト(PT) |
| 目的 | 網羅的な調査(健康診断) | 特定の目的達成の可否(避難訓練・外科手術) |
| 手法 | ツール診断がメイン + 一部手動 | ホワイトハッカーによる手動操作がメイン |
| 費用 | 安い(数十万円〜) | 高い(数百万〜数千万円) |
ペネトレーションテストの方が脆弱性診断に比べ、実態に即した評価ができる点で優れており、費用も高くなる傾向があります。
ペネトレーションテストの費用相場を解説!【対象別】
ペネトレーションテストの「具体的な費用・相場」について詳しく解説していきます。
以下に、2026年現在の最新トレンドと市場動向を反映した、対象別・規模別の費用目安一覧表をまとめました。
ペネトレーションテストには決まった定価がないからこそ、この表を適正価格を見極めるための「ものさし」としてご活用ください。必要に応じて相見積もりを検討すると良いでしょう。
【まとめ表】ペネトレーションテストの費用相場一覧
| 診断対象 | 規模・内容 | 費用相場(目安) | CyberCrewの費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Webアプリケーション | 小規模 (LP/単発) | 50万円 〜 100万円 | 20万円〜 | ツール診断+主要箇所の専門家チェック |
| 中規模 (EC/SaaS) | 150万円 〜 300万円 | ログイン機能あり、ビジネスロジックの診断 | ||
| 大規模 (金融/基幹) | 300万円 〜 | 全機能の網羅的テスト、複雑な権限設定 | ||
| ネットワーク | 外部 (インターネット側) | 10万円 〜 50万円 | 100万円〜 | グローバルIPに対するポートスキャン等 |
| 内部 (社内LAN) | 50万円 〜 800万円 | 侵入後の横展開(ラテラルムーブメント)調査 | ||
| スマホアプリ | iOS / Android | 80万円 〜 200万円 | 50万円〜 | アプリ解析+API通信診断 (OS毎に費用発生) |
※上記はあくまで目安です。画面数やAPI数などによって変動します。
CyberCrewでは相場と比較して価格を抑えてペネトレーションテストを実施することができます。詳細なお見積りをご提示しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
Webアプリケーションのペネトレーションテスト費用
Webアプリケーションは、現代のサイバーセキュリティ対策において最も一般的なテスト対象です。その費用相場は50万円〜300万円程度と、対象の規模によって大きな幅があるのが特徴です。要件次第では300万円以上になるケースもあります。
価格差を生む最大の要因は「画面数(リクエスト数)」と「機能の複雑さ」にあります。例えば、問い合わせフォームのみの静的なサイトであれば、検証パターンが限られるため数十万円〜実施可能となります。
一方、ログインや決済、複雑な管理者権限が絡み合うECサイトやSaaSの場合、ホワイトハッカーが試行すべき攻撃シナリオが爆発的に増大していきます。高度な手動診断が必要となるため、工数に比例して費用も200万円以上かかるのが一般的です。自社の持つリスクに応じた適切な範囲のテストを選ぶことが、コストを最適化する鍵となります。
ネットワークのペネトレーションテスト費用
ネットワークのペネトレーションテスト(プラットフォーム診断)の相場は10万円〜800万円と、手法によって大きく変動します。
インターネット側から攻撃を試みる「外部診断」は、公開サーバーのIPアドレス数に応じた従量課金制がセキュリティベンダーに多く採用されています。ツールを使用しての診断との相性も良く、数十万円程度の比較的安価な予算で実施できます。
一方、社内ネットワークへの侵入を想定した「内部診断」は高額化する傾向にあります。専門家がActive Directoryサーバーの権限奪取や、ランサムウェアの拡散シミュレーション(ラテラルムーブメント)を高度な手動操作で行うためです。専門スキルと多大な工数を要するため、50万円 〜 800万円が相場となっています。
スマートフォンアプリのペネトレーションテスト費用
スマホアプリのペネトレーションテスト相場は、1つのOSあたり80万円〜200万円程度です。Web診断より高額になりやすい理由は、アプリ特有の検証プロセスにあります。
具体的には、端末にインストールされる「アプリ本体(バイナリ)」の解析と、通信先である「サーバー(API)」の両面を診断する必要があるためです。また、iOSとAndroidでは構造が根本的に異なるため、両OSを診断する場合は作業工程が分かれ、費用が2倍近くになるケースも少なくありません。
近年はAPIを標的とした攻撃が増加しており、APIセキュリティを重点的に調査するプランも主流です。自社アプリが扱う情報の重要度に応じ、診断範囲を最適化することがコスト管理のポイントとなります。
ペネトレーションテストの費用に影響する項目とは?

「なぜA社とB社で100万円もの差が出るのか?」
その裏側には、単なる金額の比較だけでは見えない理由があります。適正価格を見極めるために知っておくべき、5つの重要な項目を詳しく解説します。これらを理解することで、見積もりの妥当性を判断できるようになるでしょう。
テスト対象の規模や範囲
当然ながら、ペネトレーションテストの費用は守るべき範囲(スコープ)が広ければ広いほど高くなります。対象範囲を決定する主な要素は以下の通りです。
- Webの場合: 画面数やパラメータ数が基準となります。特に会員登録やマイページなど、ユーザーごとに挙動が変わる「動的ページ」が多いほど、検証工数が増大します。
- ネットワークの場合: IPアドレス数やセグメント数が影響します。
「全システムを一気に実施する」のではなく、「今年は個人情報を扱う決済機能のみ」といった具合に、優先順位をつけて範囲を絞り込むことも重要です。リスクの高い箇所に予算を集中投下することで、コストを賢くコントロールしながら効果的な対策が可能になります。
テストの深さ(テスト手法の種類)
ハッカー(診断員)に事前情報をどれだけ開示するかという「テスト手法」の違いは、調査工数、つまり費用に直結します。自社の目的に合わせて以下の3つの手法から選択することが重要です。
- ブラックボックス(情報なし): 外部の攻撃者と同じ条件で調査を行います。情報の特定から始めるため調査に時間を要し、費用は高額化する傾向にありますが、最もリアルな侵入リスクを可視化できます。
- ホワイトボックス(情報あり): 設計書やソースコードを事前に提供します。内部構造を把握した上で効率的に脆弱性を探せるため、短期間で精度の高い調査が可能となり、コストパフォーマンスに優れています。
- グレーボックス: 上記の中間的な手法です。例えば「一般ユーザーのログインID」のみを提供して診断をスタートするなど、現実的な攻撃シナリオを効率良くテストする際に採用されます。
このように、情報の開示レベルを調整することで、予算に合わせた柔軟なテスト設計が可能です。
実施期間と投入人員
ペネトレーションテストの費用を決定する最も大きな要素は、ツールによる自動診断ではなく、専門家である「人」による手動診断の工数です。
- 高度な専門スキル: CEH(認定ホワイトハッカー)やOSCP、CISSPといった国際資格を保有する高度な専門家を、何人、何日間拘束するかによって人件費が確定します。
- 診断の質と期間: 「3日間で終わる簡易テスト」と「2週間かけて多角的に攻略を試みるテスト」では、当然後者の方が高額になります。しかし、時間をかければかけるほど、自動ツールでは検知できない深刻な脆弱性や、ビジネスロジックの不備を深く掘り下げることが可能です。
極端に安価な見積もりを提示する業者は、スキルの低い担当者を割り当てていたり、手動診断の範囲を大幅に削っていたりするリスクがあるため、慎重な検討が必要です。
レポートの詳細度
ペネトレーションテストの費用は、診断そのものの工程だけでなく、アウトプットである「レポートの内容」や「報告会の有無」によっても変動します。
- レポートの詳細度: 単に脆弱性を羅列した一覧表だけでなく、経営層がリスクを直感的に把握できる「エグゼクティブサマリー」や、現場の開発者が即座に対処できる「再現手順・修正コード案」まで含める場合、作成工数が増えるため費用が加算されます。
- 報告会の実施: 診断結果を直接解説するプレゼンテーション(報告会)を実施する場合、一般的に5〜10万円程度の追加費用が発生します。
高品質なレポートは、発見された脆弱性を「組織の資産」として活用するために不可欠です。予算に合わせて、どこまでの情報が必要かを事前に精査しておくことが、コストパフォーマンスの最大化に繋がります。
再検証(リテスト)の有無
ペネトレーションテストにおいて、脆弱性を発見することはあくまで通過点に過ぎません。真に重要なのは、その脆弱性が正しく改修され、リスクが解消されたことを確認する「再検証(リテスト)」のプロセスです。
- リテストの重要性: 発見された脆弱性に対して修正プログラムを適用しても、設定不備などにより完全に塞がれていないケースがあります。確実に安全性を担保するためには、専門家による再診断が不可欠です。
- 見積もり時の注意点: 提示された見積金額に「1回分のリテスト費用」が含まれているか、それとも「別途費用」が発生するのかを必ず確認しましょう。
この確認を怠ると、プロジェクトの最終段階で予期せぬ追加費用が発生し、予算オーバーを招くトラブルに繋がりかねません。契約前にリテストの条件を明確にすることが、スムーズなセキュリティ対策の鍵となります。
緊急対応やアフターサポートの有無
ペネトレーションテストの費用を比較する際、見落としがちなのが「実施中および実施後のサポート体制」の充実度です。これらは単なる付帯サービスではなく、プロジェクトの成功を左右する重要な要素となります。
- 緊急時の対応能力: 万が一、テストの負荷によってサーバーダウンやシステム遅延が発生した際、即座に原因を特定し復旧を支援する体制があるか。
- アフターサポートの有無: レポート納品後、例えば1ヶ月程度のQ&A対応期間が設けられているか。開発チームが修正作業を行う過程で生じる技術的な疑問に回答してくれる業者は、非常に心強い存在です。
これらが充実している業者は見積額が若干割高に見えることもありますが、トラブル対応や修正の効率化を考えれば、トータルの安心感とコストパフォーマンスは極めて優れているといえます。
ペネトレーションテストの見積もりのポイント3選!

ペネトレーションテストの費用を見積もりを取得する際に、重要なポイントを紹介します。
対象範囲の明確さ、診断手法の深さ(手動の割合)、そしてアフターサポートの有無を具体的に比較しましょう。これらを精査することで、提示された価格の妥当性を正しく判断し、自社のセキュリティ要件に最適なセキュリティ会社を選定できるようになります。
見積もりに含まれる項目を確認する
見積書の合計金額だけで判断するのは危険と言えます。低価格に見えても必要な工程が抜け落ちているケースがあるため、以下の項目が具体的に明記されているか必ず確認しましょう。
- 対象範囲の明確化: 診断対象から除外されているページや機能がないか精査します。
- 診断手法の内訳: ツールによる自動診断と、ホワイトハッカーによる手動診断の割合を確認してください。
- 報告書の品質: 事前にサンプルを確認し、社内報告や修正作業に活用しやすい内容かチェックします。
- 再診断(リテスト)の条件: 修正後の確認費用が含まれているか、別途請求かを確認しましょう。
見積書に「一式」としか記載がない場合は、内訳を質問し、作業の透明性を確かめることが業者選定の鉄則です。
複数の業者からの見積もりを比較する
適切な判断を下すためには、必ず最低3社から相見積もりを取り、各社の「診断レベル」と「コスト」を比較検討しましょう。ペネトレーションテスト業界には、主に以下の3つのタイプが存在します。
- 大手セキュリティベンダー: 圧倒的な知名度と安心感がありますが、広告費や管理費などのブランド料が加算されるため、費用は非常に高額になる傾向があります。
- 格安ベンダー: 提示価格は魅力的ですが、実態はほぼツールによる自動スキャンのみで、ハッカー視点の手動診断が欠けているなど精度に不安が残る場合があります。
- 専門特化型ベンダー(CyberCrewなど): 高度な技術力を持ちつつ、中堅・中小企業の予算に合わせた柔軟な提案が可能です。実務に即した「適正価格」で高品質な診断を提供します。
これらを並べて比較することで、自社の予算と求める品質の最適なバランスが明確になります。
見積もり内容を理解する
提示された見積もりの内訳や、具体的なテストシナリオ、診断手法について不明点がある場合は、理解できるまで質問することが重要です。
- ビジネスリスクの理解: 「なぜこの工数が必要なのか?」「特定のツールを採用する理由は何か?」といった問いに対し、専門用語を並べるだけでなく、ビジネスリスクに置き換えて分かりやすく説明してくれる業者は信頼に値します。
- セキュリティ会社の信頼性: 逆に、質問に対して説明を濁したり、曖昧な回答に終始したりする業者は、契約後の実務や緊急時の対応においてもコミュニケーションに苦労する可能性が極めて高いと言えます。
ペネトレーションテストは、診断員との二人三脚で進めるプロジェクトです。対話を通じて技術力だけでなく、自社の課題に真摯に向き合う姿勢があるかを確認することが、納得感のある投資への第一歩となります。
ペネトレーションテスト費用を抑えるコツとは?
「予算が限られているが、セキュリティ対策は妥協できない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。ペネトレーションテストの品質を維持しつつ、コストを最適化するコツについて解説します。
費用相場を確認して、「高額すぎて手が出ない」と諦める必要はありません。
例えば、診断範囲を最重要機能に絞り込む「スモールスタート」や、定期的な簡易診断と組み合わせることにより、費用をコントロールすることが可能です。自社のリスクに合わせた工夫次第で、限られた予算内でも実効性の高いサイバーセキュリティ対策は十分に実現できます。
テスト範囲の絞り込み
コストを抑えつつ強固なセキュリティ対策をするには、中長期的な視点での「段階的なテストの実施」が1つの方法として挙げられます。すべてのシステムを一度にテストするのではなく、リスクの高さに基づいた計画を立てましょう。
例えば以下のように、段階的にペネトレーションテストを実施することができます。
- 1年目:最優先事項の防衛 個人情報や決済機能を扱う「コアシステム」を対象に、高度な手動診断を実施。まずは最大の懸念事項を解消します。
- 2年目:周辺システムの検証 前年の知見を活かしつつ、社内ツールやサブシステムへと範囲を拡大。
このように「今年はシステムA、来年はシステムB」とローテーションを組むことで、単年度の予算負担を抑えつつ、数年かけて組織全体のセキュリティレベルを底上げできます。コストを抑えながら強固なセキュリティを築くことが可能です。
脆弱性診断ツールを活用した事前調査
脆弱性診断ツールを活用して事前調査をすることで、コストを最小限に抑えつつ、防御力を高めることが可能です。
- ステップ1:自動診断で基礎を固める まずは「OWASP ZAP」などの無料ツールや、安価なSaaS型診断を活用し、OSやミドルウェアの既知の脆弱性など、表面的な穴を網羅的に塞ぎます。
- ステップ2:専門家による深掘り 自動ツールでは検知が不可能な「ビジネスロジックの不備(権限昇格や不正な決済フローなど)」に絞り、ホワイトハッカーによる手動のペネトレーションテストを依頼します。
この手法では、ツールに任せられる部分は安価に済ませ、人間の高度な知見が必要な部分だけに予算を集中投下できます。ツールでの脆弱性診断に知見がある場合は、この方法が費用削減の観点でおすすめです。
定期的なペネトレーションテストの実施
ペネトレーションテストは単発の「点検」ではなく、継続的な「プロセス」と捉えることで、費用と効果のバランスが最適化されます。
- 予算の平準化と割引: 1回の大規模な診断で多額の予算を投じるよりも、年間契約や複数年契約を活用して小規模なテストを定期的に実施する方が、年度ごとの予算を一定に保ちやすくなります。また、継続利用による特別割引が適用されるケースも多いです。
- セキュリティレベルの維持: 定期的な実施は、新機能の追加や環境変化に伴う新たなリスクを早期に発見できるため、常に高い安全性を維持できます。
長期的な視点でベンダーとパートナーシップを築くことは、診断工数の削減だけでなく、自社のシステムを熟知した専門家による一貫したサポートという、数字以上の価値をもたらします。
【事例紹介】ペネトレーションテストの費用シミュレーション
ペネトレーションテストの内容や工数は、単純な企業規模だけで決まるものではありません。
業種・事業モデル・扱う情報の性質 によって、想定すべき攻撃手法や検証すべきポイントが異なるためです。
実際にCyberCrewでは、「どの業種・事業に、どのようなペネトレーションテストが適しているか」という観点からご相談を受けるケースが多くあります。
以下は、実際のヒアリング内容をもとにした代表的なペネトレーションテストの費用例 です。
※記載している金額はあくまで想定イメージであり、対象範囲・検証目的・システム構成により変動します。
Case 01:SaaS・Webサービスプロバイダー
【B2B / B2C SaaS、Webアプリケーション、API】
ユーザー認証情報や機密性の高いビジネスデータを扱うSaaS企業向けのプランです。
推奨される診断範囲
- Webアプリケーション・ペネトレーションテスト
- APIペネトレーションテスト
- 外部攻撃シナリオ(インターネット経由の侵入試行)
重点分析ポイント
- 認証・認可制御の堅牢性
- ビジネスロジックの悪用リスク
- データ漏洩および不正露出のリスク
参考価格帯
100万円〜300万円
※CyberCrew Webアプリケーション ペネトレーションテスト参考価格です。(対象範囲・検証目的・システム構成により変動します)
Case 02:モバイルアプリサービス(コンシューマー向け)
【iOS / Androidアプリ、バックエンドAPI、クラウド基盤】
個人情報や位置情報を扱う、モバイルアプリ主体のサービスに最適化しています。
推奨される診断範囲
- モバイルアプリ・ペネトレーションテスト
- APIペネトレーションテスト
- クラウド設定レビュー(AWS/GCP/Azure等)
重点分析ポイント
- トークンハンドリングとAPIの不正利用
- ローカルストレージからのデータ漏洩
- アカウント乗っ取り(ATO)リスク
参考価格帯
100万円〜300万円
※CyberCrew モバイルアプリケーション ペネトレーションテストの参考価格です。
(対象範囲・検証目的・システム構成により変動します)
Case 03:エンタープライズ社内システム(中堅〜大手企業)
【社内業務システム、Active Directory、セグメント化された社内ネットワーク】
組織内部のネットワークセキュリティと、権限管理の妥当性を検証します。
推奨される診断範囲
ネットワーク・ペネトレーションテスト
- 内部侵入シナリオのシミュレーション
- 権限昇格および横展開(ラテラルムーブメント)の検証
重点分析ポイント
- 脆弱な認証情報(パスワード等)とアクセス制御
- Active Directory(AD)の設定不備
- 内部脅威による実害インパクトの特定
参考価格帯
200万円〜
※CyberCrew ネットワーク ペネトレーションテスト参考価格です。(対象範囲・検証目的・システム構成により変動します)
Case 04:クラウドネイティブ組織
【マルチクラウド(AWS/Azure/GCP)、IaC、マイクロサービス】
クラウド特有の権限管理や、複雑なインフラ構成に潜むリスクを特定します。
推奨される診断範囲
クラウド・ペネトレーションテスト
- IAM(権限管理)および権限濫用シナリオ
- 外部+クラウドの複合攻撃シナリオ
重点分析ポイント
- クラウド管理アカウントの乗っ取り
- 過剰な権限付与(Excessive Permissions)の特定
- ストレージやシークレット情報の露出リスク
参考価格帯
100万円〜300万円
※CyberCrew ネットワーク ペネトレーションテスト参考価格です。(対象範囲・検証目的・システム構成により変動します)
Case 05:高いコンプライアンスが求められる業界
【金融サービス、医療、重要インフラ】
厳格な監査基準と高度な機密保持が求められる業界向けの包括的なプランです。
推奨される診断範囲
プラットフォームペネトレーションテスト(Web / クラウド / ネットワーク)
- 外部+内部の全方位攻撃シナリオ
- 経営層向け・技術者向けの深度あるレポート作成
重点分析ポイント
- エンドツーエンドの攻撃パス(侵入ルート)の特定
- ビジネスインパクトの徹底検証
- コンプライアンス準拠に向けた証跡確保
参考価格帯
300万円〜
※CyberCrew ネットワーク ペネトレーションテスト参考価格です。(対象範囲・検証目的・システム構成により変動します)
なぜ金額に幅があるのか
同じ業種であっても、
- 対象システムの数や構成
- 認証方式や権限設計の複雑さ
- 検証目的(リリース前確認/監査対応/リスク評価)
によって、ペネトレーションテストの工数と内容は大きく異なります。
CyberCrewでは、業種・事業内容・目的を踏まえた上で、最も意味のあるペネトレーションテストを設計 しています。
ペネトレーションテスト実施の流れ

ペネトレーションテストの検討から完了まで、一般的なプロジェクトの流れと期間の目安をわかりやすく解説します。
事前ヒアリングから対象範囲の選定、実診断、そして詳細なレポート納品まで、各ステップを透明化することで、実施に必要な準備や社内リソースの確保をスムーズに進められます。
標準的な期間としては1ヶ月〜2ヶ月程度が目安ですが、自社のスケジュールに合わせた最適な進行をイメージするための参考にしてください。
1. 計画・準備フェーズ(ヒアリング) 【1〜2週間】
ペネトレーションテストにおいて、事前ヒアリングはプロジェクトの成否を分かつ最も重要なフェーズです。単なる事務手続きではなく、専門家と共に「守るべき真の資産」を明確にする戦略会議と捉えましょう。
- 目的とシナリオの策定: 「顧客データベースの奪取」や「管理者権限の乗っ取り」など、自社が最も恐れる具体的な攻撃シナリオをベンダーと徹底的にすり合わせます。
- 精度の高い合意形成: この段階で目的が曖昧だと、診断範囲に漏れが生じたり、不要なテストに予算を費やすリスクがあります。
ベンダーと密なコミュニケーションを取り、合意形成を図ることで、限られたコストで最大の防御効果を得られる「意味のあるテスト」が実現します。
2. 情報収集フェーズ 【2〜5日】
実際のサイバー攻撃者と同様に、まずは攻撃対象のOSやミドルウェアのバージョン、ドメインなどの公開情報を徹底的に収集します。一見地味な工程ですが、攻撃の突破口を見極めるためにハッカーが最も時間をかける重要なプロセスです。
ここでの緻密な調査が、次フェーズでの精密な擬似攻撃の成否を左右します。
3. 脆弱性分析フェーズ 【3〜7日】
収集した膨大なデータを精査し、攻撃の足がかりとなる脆弱性の「当たり」をつける極めて知的なフェーズです。単に欠陥を探すだけでなく、どの脆弱性を組み合わせれば深部へ侵入できるか、攻撃のシナリオと戦略を緻密に組み立てます。
この高度な分析こそが、ツール診断には真似できないプロの技術の見せ所となります。
4. 侵入テストフェーズ 【5〜10日】
策定した戦略に基づき、実際に脆弱性を突いた攻撃(エクスプロイト)を実行する、本プロジェクトの最重要局面です。単に「穴がある」ことを指摘するだけでなく、その穴から実際にシステム内部へ侵入できるか、管理者権限の奪取が可能か、そして機密情報の持ち出しができるかを徹底的に試行します。
このフェーズでは、システムへの負荷や可用性に細心の注意を払いながら、ホワイトハッカーが高度な技術で実効性を検証します。実害が生じるリスクを可視化することで、机上の空論ではない「真の脅威」を浮き彫りにし、優先すべき対策を明確にします。
5. 報告フェーズ 【3〜5日】
診断結果を凝縮したレポートを作成し、詳細な報告会を実施します。発見された脆弱性の危険度(重要度)や具体的な再現手順に加え、実務に即した具体的な対策案を提示します。
単なる問題指摘に留まらず、優先順位を明確にすることで、迅速かつ効果的なセキュリティ改修を支援し、組織の防御力を確実に引き上げます。対策案をまとめたレポートを作成し、報告会を実施します。
6. 対策・改善フェーズ(再検証) 【期間は修正対応次第】
発見された脆弱性に対し開発チームが修正を行った後、ベンダーが再度テスト(リテスト)を実施します。脆弱性が適切に修正され、新たなリスクが生じていないかを専門家が最終確認することで、一連のプロジェクトは完了です。
「見つけっぱなし」にせず、確実に穴を塞ぎ切るこの工程こそが、真の安全性を担保する要となります。
CyberCrew(サイバークルー)のペネトレーションテスト費用
CyberCrewは、中堅・中小企業の皆様が「現実的な予算」で「最高水準のセキュリティ対策」ができるよう、透明性とコストパフォーマンスを追求したサービスを提供しています。世界で活躍するハッカーによる高度なペネトレーションテストを適正価格で提供することで、限られた予算内での確実なリスク低減を実現します。
料金プラン・費用体系
CyberCrewでは、お客様のシステム規模やビジネス要件に合わせた柔軟な見積もりを提供しています。「大手ベンダーで見積もりを取ったが、予算を大幅に超えて断念した」という企業様こそ、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは、一律のパッケージ化された診断ではなく、守るべき資産を特定し不要な項目を削ぎ落とす「リスクベース」のアプローチを採用しています。重要な機能への手動診断にリソースを集中させることで、20万円台からという現実的な価格帯で、ホワイトハッカーによる本格的なペネトレーションテストを実現しました。
まずは現状の課題をヒアリングし、最適なプランをご提案します。
CyberCrewの強み
- 有資格者による高度な手動診断: CEH(認定ホワイトハッカー)やOSCPなどの難関国際資格を保有するスペシャリストが診断を主導。ハッカーの思考プロセスを再現し、機械的なスキャンでは見落とされる微細な脆弱性も見逃しません。
- ビジネスロジックへの深い洞察: 「仕様の不備」を突いた権限昇格や不正決済など、個別のシステム仕様に依存するリスクを重点的に調査。貴社固有のビジネスプロセスに潜む脅威を可視化します。
- 実用的な修正提案: 専門用語を並べるだけでなく、開発者が「何をどう直すべきか」が直感的にわかる具体的な修正ガイドを提示。スムーズな脆弱性解消を強力に後押しします。
プロフェッショナルによる「手動診断」へのこだわり
CyberCrewの診断は、自動ツール任せの機械的な調査ではありません。OSCPやGXPNといった難関の国際資格を持つスペシャリストが、攻撃者の視点から手動(マニュアル)で徹底的な調査を行います。
- 最新の脅威に対応: 常に変化するサイバー攻撃の手法(TTPs)を熟知
- 高度な専門スキル: OSCP, OSCP+, GXPN, CRTP, CEH Master等の有資格者が担当
- 攻撃者視点の再現: 自動スキャンを回避する高度な脆弱性や、論理的な欠陥を特定
ビジネスロジックの深層まで踏み込む分析
システム表面のバグだけでなく、「業務フローの隙」に潜むリスクを可視化します。
- 認可制御のバイパス: 仕様の盲点を突いた不正アクセス
- ワークフローの悪用: 正規の機能を悪用した不正操作
- 権限管理の不備: 承認プロセスの回避や特権の不正取得
ビジネス実態に即した分析を行うため、「実際に悪用された場合、ビジネスにどのような実害が出るか」という本質的なリスクが明確になります。
開発スピードを落とさない「実践的」な修正アドバイス
私たちは「報告して終わり」にはしません。エンジニアが迷わず修正に着手できるよう、開発現場の視点に立った具体的なアドバイスを提供します。
- 工数削減: 開発者が即座に実行できるガイダンスで、セキュリティ改修を効率化
- 明確な優先順位: 悪用可能性に基づき、優先して直すべき項目を整理
- 具体的な修正コード・手順: システム構成に合わせた最適な対策案
オフェンシブ・セキュリティの第一線で培った知見
世界基準のバグバウンティ(脆弱性報奨金制度)や、企業のレッドチーム運営で実績を上げた精鋭チームが診断を担当します。
報告書で終わらせない「継続的なリスク低減」
CyberCrewは「脆弱性を見つけて終わり」の診断は行いません。私たちのゴールは、企業のシステムが確実に守られた状態を実現することです。
- 技術相談への柔軟な対応: レポート提出後、修正作業を進める開発チームからの技術的な疑問や「どう実装すべきか」という具体的な相談に対し、専門家が丁寧に回答。現場の不安を解消し、スムーズな改修を支援します。
- 再検証(リテスト)による安全確認: 脆弱性の修正完了後、本当にリスクが解消されたかを確認する「再検証」にもプラン内で柔軟に対応。
単なるベンダーではなく、セキュリティの専門家として、貴社のサービスが安全にリリースされるまで徹底的に伴走します。この「最後まで責任を持つ姿勢」こそが、多くのお客様に選ばれている理由です。
ペネトレーションテストに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ペネトレーションテストの費用はどれくらいかかりますか?
Webアプリのペネトレーションテストで50〜500万円、ネットワークペネトレーションテストで50〜200万円が一般的な相場です。対象範囲とテストの深さによって大きく変動するため、正確な金額を知るには見積もりが必要です。
CyberCrewの場合、Webアプリのペネトレーションテストで20万円~、ネットワークペネトレーションテストで100万円~となっています。相場と比較して価格を抑えてペネトレーションテストを実施することができます。詳細なお見積りをご提示しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
Q2. 脆弱性診断とペネトレーションテストはどちらを先に実施すべきですか?
一般的には「まずは診断から」と言われますが、CyberCrewのペネトレーションテストには、最初から「診断」が含まれているため、順番で悩む必要はありません。
通常、この2つは「健康診断(脆弱性診断)」と「精密検査(ペネトレーションテスト)」のように別物として扱われ、別々に申し込むのが一般的です。しかし、それでは手間もコストもかかってしまいます。
そこでCyberCrewでは、これらをセットにした「診断 + テスト」の一体型ワークフローを提供しています。
【CyberCrewの進め方】
- まずは全体チェック: システム全体を広く見渡し、どこに弱点があるかを網羅的に洗い出します。
- 次に狙い撃ちテスト: 見つかった弱点の中でも、特に「ここを突破されたら危ない」という重要な場所に的を絞って、実際に攻撃を仕掛けて侵入できるか試します。
「全体を網羅すること(脆弱性診断)」と「本当の危険度を確かめること(ペネトレーションテスト)」。この2つを一度に行うので、コストに無駄がなく、どこから対策すべきかが一目でわかるようになります。
Q3. ペネトレーションテストに必要な準備はありますか?
効果的かつ安全なペネトレーションテストを実施するために、準備が必要です。
実施決定後、弊社担当者がスムーズに進行できるようサポートいたしますが、一般的には以下の情報や環境の整備が必要となります。
- システム構成図および設計情報の共有: 対象となるシステムのネットワーク構成やインフラ環境の確認。
- テスト用アカウントの発行: アプリケーションの診断を行う場合、ログインIDや異なる権限(ロール)のアカウントを用意する必要があります。
- バックアップの確認: 安全には万全を期してテストが行われますが、万が一に備え、事前にデータのバックアップが必要です。
- 社内関係者への周知: テスト実施期間中に予期せぬアラートが発生する場合があるため、関連部署やSOC(セキュリティ運用センター)等への事前共有が必要です。
また、業務への影響を最小限に抑えるため、実施スケジュールの調整も重要な準備のひとつです。
CyberCrewでは、準備段階からお客様に寄り添い、必要な手続きや確認事項を一つずつ丁寧にガイドいたしますので、初めて診断を受けられる場合もご安心ください。
Q4. 実施頻度はどのくらいが適切ですか?
ペネトレーションテストの適切な実施頻度は、基本的には「年に1回」が目安ですが、システムの大きな変更があったタイミングでの実施も強く推奨しています。
定期的な健康診断と同じように、基本的には年次のルーチンとして実施することをお勧めします。ただし、それ以外にも以下のようなシステムの変更・アップデートが発生した際には、その都度テストを行うのが理想的です。
- 大規模な新機能の追加: 新しいビジネスロジックや機能が実装された際。
- システムのアップグレードやアーキテクチャの刷新: 基盤となる技術スタックを変更した際。
- ネットワークやクラウド設定の変更: インフラ構成やIAM(権限管理)などの重要な設定を更新した際。
こうした節目でテストを実施することで、変更によって新たな脆弱性が入り込むのを防ぎ、強固なセキュリティ状態を長期にわたって維持することができます。
Q5. 小規模企業でも必要ですか?
小規模な企業でもペネトレーションテストの実施は検討する必要があります。サイバー攻撃の脅威は、企業の規模を問いません。
むしろ中小企業やスタートアップは、大企業に比べてセキュリティ対策や監視体制が手薄になりやすいという背景があるため、「防御が手薄なターゲット」として狙われるケースが増えています。
特に、以下に当てはまる場合は、規模に関わらずテストの実施を強くお勧めします。
- 外部公開しているWebサイトやアプリがある: 不特定多数がアクセスできる窓口を持っている。
- クラウドサービスを利用している: AWS、Azure、GCPなどの設定不備は、重大な事故に直結します。
- 顧客情報・認証情報・決済情報を扱っている: 万が一の流出時の社会的・金銭的ダメージが極めて大きい。
ペネトレーションテストは、こうした現実的なリスクを事前に特定し、事故を未然に防ぐための最も有効な手段の一つです。
CyberCrewでは、お客様の予算やビジネス規模に合わせて診断範囲を柔軟にカスタマイズ(テーラリング)することが可能です。「まずは重要な部分だけを低コストで」といったご相談も承っております。
Q6. ペネトレーションテスト中に業務は止まりますか?
基本的に、ペネトレーションテストの実施中に業務やシステムを停止させる必要はありません。稼働中の環境に影響が出ないよう、細心の注意を払って実施されます。
ほとんどの場合、通常通りサービスや業務を継続しながらテストを行うことが可能です。ただし、一部のテスト項目ではシステムに高い負荷がかかり、一時的にレスポンスが低下するなどの影響が出る可能性もゼロではありません。
そのため、CyberCrewではお客様と密に連携し、以下のような柔軟な対応を行っています。
- スケジュールの最適化: 業務への影響を最小限に抑えるよう、実施時期を調整します。
- 夜間・休日への対応: ご要望に応じて、アクセスが少ない夜間や休日の時間帯にテストを実施することも可能です。
Q7. ペネトレーションテストで使用するツールにはどのようなものがありますか?
Burp Suite、Metasploit、Nmap、Nucleiといった業界標準のツールから、最新のオープンソースツールまで、対象環境に合わせて最適なものを組み合わせて使用します。
特に私たちは、透明性が高く柔軟性に優れたオープンソースツール(Nucleiなど)を積極的に活用しています。これにより、以下のような高度な検証が可能になります。
- 検知ロジックのカスタマイズ: お客様の環境に合わせた独自のスキャンテンプレートを作成できます。
- 最新の脅威への即時対応: 世界中の研究者が公開する最新の脆弱性情報を、いち早くテストに反映できます。
- 検証プロセスの透明化: ブラックボックス化した商用ツールに頼り切ることなく、根拠の明確な検証が行えます。
ただし、ツールはあくまで「補助」に過ぎません。
CyberCrewが最も重視しているのは、ツールによる自動出力ではなく、経験豊富なエンジニアによるマニュアル検証です。検出された項目が「本当に悪用可能なのか」「ビジネスにどのような影響を与えるのか」については、必ず専門家が攻撃者の視点で直接手を動かして分析し、最終的な結論を導き出します。
Q8. ペネトレーションテストの見積もりは複数社から取るべきですか?
ペネトレーションテストは、複数の診断会社から見積もりを取り、比較検討することがおすすめです。
セキュリティ会社を比較する際は、価格の安さだけで判断するのではなく、以下のポイントをあわせて評価することが非常に重要です。
- 診断の深さ: ツールによる自動スキャンがメインなのか、手動(マニュアル)診断がどこまで含まれているか。
- 診断員のスキルと資格: 実務経験だけでなく、OSCPなどの高度な国際資格を保持しているか。
- レポートの質とフォロー体制: 見つかった脆弱性に対し、具体的で実践的な修正アドバイスが提供されるか。
ペネトレーションテストの品質は、提供する会社によって大きく異なります。「どこに頼むか」という会社選びは、最終的なセキュリティ効果に直結します。
CyberCrewは、診断の質とコストパフォーマンスの双方において、お客様に納得いただける自信を持っています。他社様との比較検討の際も、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ:ペネトレーションテストの費用を理解して適切に実施しよう

ペネトレーションテストは決して安価な投資ではありません。しかし、万が一情報漏洩やシステム侵害が発生すれば、損害賠償や社会的信用の失墜により、被害額は数億円規模に達するリスクがあります。これらを未然に防ぐ「未来への保険」と考えれば、戦略的なセキュリティ投資は極めて価値の高いものです。
費用を抑えて効果を最大化するポイント
- 相場の把握: 一般的な相場は50万円〜数百万円と幅広いため、適正価格を見極めることが重要です。
- 見積もりの変動要素: 「対象の画面数」「診断の深さ(手動/自動)」「再検証(リテスト)の有無」により工数が決まります。
- 範囲の最適化: 予算に合わせて「守るべき優先順位」を絞り込むことで、コストダウンと安全性の両立が可能です。
CyberCrewでは、企業の予算と守りたい資産に合わせたオーダーメイドのプランをご提案します。「まずは概算を知りたい」「他社の見積もりが適正かセカンドオピニオンが欲しい」といったご相談も大歓迎です。企業のビジネスをサイバー脅威から守るパートナーとして、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ホワイトハッカー イシャン ニムからのメッセージ
ペネトレーションテストは単なる「コスト」ではありません。それは、組織の未来を守るための「戦略的投資」です。
一見すると、セキュリティ診断は高額なものに感じられるかもしれません。しかし、もし実際に情報漏洩やシステムの停止、顧客からの信頼失墜といった事態を招けば、その被害額は対策コストとは比較にならないほど膨大になります。たった一度のインシデントが、回復困難なダメージを事業に与えることも珍しくありません。
大切なのは「すべて」をテストすることではなく、「本当に守るべきもの」を見極めることです。
優先順位を明確にし、ビジネス上のリスクに合わせた適切な深さで診断を行う。そうすることで、コストを抑えながらセキュリティ効果を最大化することができます。
CyberCrewは、「誰にでも当てはまる定型パッケージ」を押し付けることはしません。私たちはお客様一人ひとりに寄り添い、以下の要素を考慮したオーダーメイドの診断プランをご提案します。
- お客様のビジネス目標
- 直面しているリスクプロファイル
- ご予算の制約
「まずはおおよその費用感を知りたい」「他社の見積もりが適正か確認してほしい」「診断範囲についてセカンドオピニオンがほしい」といったご相談も大歓迎です。
CyberCrewは、単なる診断業者(ベンダー)ではありません。皆様のビジネスにとって最も大切なものを共に守り抜く、長期的なセキュリティパートナーでありたいと願っています。
投稿者プロフィール

- イシャン ニム
-
Offensive Security Engineer
15年以上の実績を持つ国際的なホワイトハッカーで、日本を拠点に活動しています。「レッドチーム」分野に精通し、脆弱性診断や模擬攻撃の設計を多数手がけてきました。現在はCyberCrewの主要メンバーとして、サイバー攻撃の対応やセキュリティ教育を通じ、企業の安全なIT環境構築を支援しています。
主な保有資格:
● Certified Red Team Specialist(CyberWarFare Labs / EC-Council)
● CEH Master(EC-Council)
● OffSec Penetration Tester(Offensive Security)
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