CVE情報

CVE information

CVE-2026-101804
: MySQL Connector/ODBCにおけるサービス拒否(DoS)の脆弱性

報告者

株式会社CyberCrew Suraj Theekshana

概要

Oracle MySQL ConnectorsのConnector/ODBCコンポーネントにおいて、特定の条件下で製品の可用性に影響する脆弱性が確認されました。

本脆弱性は「CVE-2026-101804」として識別されており、悪用された場合、サービスの一部が正常に利用できなくなる可能性があります。

Oracleは本脆弱性をCVSS v3.1の基本スコア2.5(Low)と評価しています。

2026年10月20日に公開された「Oracle Critical Patch Update – October 2026」では、株式会社CyberCrewのSuraj Theekshanaが脆弱性の報告に貢献した研究者として掲載されています。

影響

本脆弱性が悪用された場合、MySQL Connectorsの一部機能が正常に動作しなくなる可能性があります。

Oracleが公表した評価では、影響は可用性に限定されています。

機密性および完全性への影響は示されていません。

また、攻撃にはローカル環境へのアクセスが必要であり、攻撃の複雑性が高く、利用者の操作も必要とされています。

重要度

2.5(Low)

基本スコア(Base Score)

2.5 (Low)
CVSS Vector: CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:L

攻撃元区分(Attack Vector)

ネットワーク(Network)
隣接ネットワーク(Adjacent)
ローカル環境(Local)
物理アクセス(Physical)

攻撃の複雑さ(Attack Complexity)

低(Low)
高(High)

必要な権限(Privileges Required)

不要(None)
低(Low)
高(High)

ユーザー関与(User Interaction)

不要(None)
必要(Required)

スコープ(Scope)

変更なし(Unchanged)
変更あり(Changed)

機密性(Confidentiality)

影響なし(None)
低(Low)
高(High)

完全性(Integrity)

影響なし(None)
低(Low)
高(High)

可用性(Availability)

影響なし(None)
低(Low)
高(High)

MySQL Connector/ODBCとは

MySQL Connector/ODBCは、ODBC(Open Database Connectivity)に対応したアプリケーションから、MySQLデータベースに接続するためのソフトウェアです。

業務アプリケーションやデータ分析ツールなどが、MySQLのデータを参照・操作する際に使用されます。

そのため、Connector/ODBCに問題が発生した場合、これを利用するアプリケーションのデータベース接続や処理にも影響する可能性があります。

脆弱性の詳細

CVE-2026-101804は、MySQL ConnectorsのConnector/ODBCコンポーネントに存在する脆弱性です。

Oracleの公式アドバイザリでは、特定の条件下で本脆弱性が悪用された場合、製品の可用性が部分的に損なわれる可能性があると説明されています。

CVSS評価では、攻撃元区分がLocal、攻撃の複雑さがHighとされています。

また、攻撃に必要な権限はNoneですが、User InteractionがRequiredとなっており、攻撃の成立には利用者の操作が必要です。

なお、Oracleの公開情報では、本脆弱性の根本原因や具体的な再現手順は明らかにされていません。

想定される影響

本脆弱性が悪用された場合、次のような影響が考えられます。

  • MySQL Connector/ODBCの一部機能が正常に動作しなくなる
  • コネクターを利用するアプリケーションの処理に支障が生じる
  • データベース接続を必要とする業務処理の可用性が低下する

これらは、Oracleが公表した部分的なサービス拒否(DoS)という影響に基づくものです。

現時点で公開されているCVSS評価では、機密性や完全性への影響は示されていません。

攻撃の成立条件

本脆弱性のCVSS v3.1評価では、以下の条件が示されています。

1.ローカル環境からの攻撃

攻撃元区分はLocalです。ネットワーク経由で直接悪用できる脆弱性としては評価されていません。

2.高い攻撃複雑性

Attack ComplexityはHighです。攻撃の成立には、攻撃者が制御できない追加条件が必要となります。

3.利用者の操作が必要

User InteractionはRequiredです。攻撃者以外の利用者による操作が必要とされています。

4.事前の権限は不要

Privileges RequiredはNoneです。ただし、これはローカル環境へのアクセスや利用者の操作が不要であることを意味しません。

対策

MySQL Connector/ODBCを利用している場合は、Oracleが公開するセキュリティ情報を確認し、必要な更新を適用してください。

1.利用中のバージョンを確認する

システムで使用しているMySQL Connector/ODBCのバージョンを確認してください。

Oracleは、バージョン26.7.1を影響を受けるサポート対象バージョンとして公表しています。

2.Oracleのセキュリティ更新を適用する

Oracleの「Critical Patch Update – October 2026」を確認し、利用環境に適した更新プログラムを適用してください。

具体的な更新先バージョンや適用手順については、Oracleが提供する製品別の案内に従ってください。

3.コネクターを実行する環境へのアクセスを管理する

本脆弱性はローカル環境からの攻撃として評価されています。

一般的な予防策として、コネクターを実行する端末やサーバーへのアクセスを必要な利用者に限定し、ソフトウェアの更新状況を管理することが重要です。

まとめ

CVE-2026-101804は、Oracle MySQL ConnectorsのConnector/ODBCに存在するサービス拒否(DoS)の脆弱性です。

CVSS v3.1の基本スコアは2.5(Low)で、特定の条件下で製品の可用性が一部損なわれる可能性があります。

攻撃にはローカル環境へのアクセスや利用者の操作などが必要であり、機密性や完全性への影響は示されていません。

MySQL Connector/ODBCを利用している企業や組織は、Oracleの公式情報を確認し、該当するセキュリティ更新を適用することが推奨されます。

参考情報

■ CVE

CVE-2026-101804

■ 影響を受ける製品

Oracle MySQL Connectors(Connector/ODBC)

■ Oracle Critical Patch Update – October 2026

https://www.oracle.com/security-alerts/cpuoct2026.html

■ MySQL Community Edition Security Advisory – October 2026

https://dev.mysql.com/community/security/advisories/2026-10-20

■ CVE関連情報(Tenable)

https://www.tenable.com/cve/CVE-2026-101804

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