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アララのメール配信サービスでWeb脆弱性を悪用され約301万件のアドレスが流出

Webサーバへの不正アクセスとデータ流出に対応する技術者

ビジネス+ITの報道(Yahoo!ニュース掲載)によると、メール配信サービス「アララメッセージ」を運営するアララにおいて、Webサーバの脆弱性を突いた不正アクセスが発生しました。この攻撃により、同サービスを利用する企業が登録していたエンドユーザーのメールアドレス約301万件が外部に持ち出され、同社はサービスの提供を停止しています。

ビジネス+IT(Yahoo!ニュース):アララ、301万件流出でサービス停止…脆弱性悪用、利用企業の顧客リストは無事か?

外部公開しているWebサーバやAPIに未知の脆弱性が残っていないか懸念がある組織に向けて、実践的な診断手順を提示します。

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この記事のポイント

影響を受けた可能性がある人・情報

  • (企業)メール配信サービス「アララメッセージ」を利用している企業
  • (個人)利用企業のエンドユーザーリストに登録されていたメールアドレス約301万件

今すぐ取るべき対応

  • (企業)アララメッセージを用いた配信業務を停止し、アララ社からの流出対象アドレスに関する個別調査結果の連絡を待つ
  • (個人)心当たりのない不審なメールが届いた場合はURLのクリックや返信、添付ファイルの開封を行わず、即座に削除する

この記事に出てくる専門用語

  • アララメッセージ:アララ株式会社が提供するメール配信サービス。今回の事案では、同サービスの運用サーバの一部で脆弱性が悪用され、登録されていた約301万件のメールアドレスが外部へ流出しました。
  • Webサーバの脆弱性:インターネットに公開されているWebサーバのソフトウェアやプログラムに存在する設計上の欠陥。今回の不正アクセスでは、この欠陥を突かれてサーバ環境へ侵入されました。

アララメッセージで起きた不正アクセスと301万件流出の経緯

不正アクセスの調査を進めるセキュリティ担当者の執務風景

ビジネス+ITの報道によると、アララは10月28日に自社サーバシステムへの不正アクセスを確認しました。翌10月29日には被害を公表し、配信基盤の一部環境において第三者による侵害が行われていた事実を明らかにしています。

不正アクセスの影響を受けたのは、アララメッセージを構成するサーバ群のうち1システムです。このシステム内に保持されていた、顧客企業のエンドユーザーリストから約301万件のメールアドレスが持ち出されました。現時点でメールアドレス以外の情報漏えいは確認されておらず、企業ごとの具体的な対象件数は調査が続けられています。

不正アクセスの検知から初動対応までの初動速度は侵害拡大を抑える要となります。アララは検知当日の10月28日に該当サーバをネットワークから物理的・論理的に切り離す遮断措置をとりました。

Webサーバの脆弱性が悪用された要因とサービスの停止状況

停止措置が取られたメール配信基盤のサーバラック

アララの説明によると、不正アクセスの直接的な侵入経路はシステム内の一部環境に存在していたWebサーバの脆弱性でした。具体的なCVE識別番号やソフトウェアの種別については公表されていませんが、インターネット側から到達可能なWebの不備を突かれた形です。

侵害が確認された事態を受け、同社はアララメッセージの配信機能を全面停止させました。サービスの再開予定時期については「未定」とアナウンスされており、安全性の確認が完了するまでは稼働を停止する方針をとっています。

外部公開サーバの脆弱性が悪用された場合、侵入後に別の基盤へ水平移動されるリスクが懸念されます。アララは外部の専門機関と連携し、全サービスの脆弱性を網羅的に再点検するとともにセキュリティ管理体制の再構築を進める計画です。

利用企業と登録ユーザーが直ちに確認すべき不審メールへの備え

不審なメールの文面を確認し警戒する利用者の様子

アララメッセージを利用して顧客にメールを届けていた企業側では、配信業務の代替手段検討や受領者への注意喚起の準備が求められます。自社が保有するアドレスのうち何件が流出したかについては、アララからの詳細な調査報告を待って照合する必要があります。

メールアドレスが外部に渡った場合、最も懸念される二次被害は標的型攻撃やフィッシングメールの急増です。私たち診断者の視点でも、流出したアドレス宛てに正規サービスを装った巧妙な文面が送りつけられる手口は極めて一般的と言えます。

アララも案内している通り、見覚えのない送信元からのメールを受信した際は本文内のリンクを絶対にクリックしてはいけません。添付ファイルの展開やパスワード等の入力も避け、不審なメールはそのまま削除することが被害の連鎖を防ぐ確実な自衛策です。

参考文献・記事一覧

公開Webシステムの脆弱性を起点とした顧客データの流出を防ぐため、外部からの侵入経路を洗い出すWebアプリケーション診断の実施をおすすめします。

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