
Googleは、個人情報がダークウェブ上で流通していないかを確認できる「ダークウェブレポート」機能を、2026年2月に終了すると発表しました。この機能は比較的新しく導入されたもので、情報漏えい対策の一環として提供されてきましたが、利用者にとって具体的な行動につながりにくいとの判断が背景にあると説明されています。今後は、より実践的なセキュリティ対策に注力する方針とされています。
The Hacker News:Google to Shut Down Dark Web Monitoring Tool in February 2026
この記事のポイント
影響のあるシステム
- Google アカウントの「ダークウェブレポート」機能
- Google One加入者および一般のGoogleアカウント利用者
推奨される対策
- ダークウェブレポートの提供終了時期を把握しておく
- 必要に応じて監視プロファイルを事前に削除する
- パスキーなどの強固な認証手段を有効化する
- 検索結果からの個人情報削除機能を活用する
上記の対策は、元記事の事実に基づき日本の読者向けに整理したものです。
この記事に出てくる専門用語
- ダークウェブ:通常の検索エンジンでは到達できない匿名性の高いネットワーク領域です。
- パスキー:パスワードに代わる認証方式で、フィッシング耐性が高いとされています。
- 多要素認証(MFA):複数の要素を組み合わせて本人確認を行う認証方式です。
ダークウェブレポート終了の概要と背景

Googleは、ダークウェブレポート機能を2026年2月16日をもって完全に終了すると明らかにしています。また、新たなダークウェブ上の情報漏えいを検知するスキャンについては、2026年1月15日で停止される予定です。この機能は、個人情報が不正に流通していないかを把握する目的で提供されてきましたが、Googleは「次に取るべき具体的な行動が分かりにくかった」という利用者からのフィードバックを理由に挙げています。今後は、利用者がより直接的に自身の情報を守れる仕組みに注力すると説明されています。
これまでの提供内容と利用者への影響

ダークウェブレポートは、2023年3月に初めて公開され、データ侵害などで流出した可能性のある氏名、住所、メールアドレス、電話番号などを検知する仕組みとして位置付けられていました。当初はGoogle Oneの加入者向けでしたが、2024年7月にはすべてのGoogleアカウント利用者へ対象が拡大されています。今回の終了に伴い、Googleは関連する監視データを削除するとしていますが、利用者自身が事前にプロファイルを削除する選択肢も用意されています。この変更により、同機能に依存していた利用者は、代替となる情報漏えい対策を検討する必要が出てくる可能性があります。
国内利用者が確認しておきたい今後の対応
日本国内のGoogleアカウント利用者にとっても、この変更は無関係ではありません。まずは、ダークウェブレポートがいつまで利用できるのかを把握し、不要であれば監視プロファイルの削除を検討することが考えられます。また、Googleは代替的な対策として、パスキーの設定や検索結果からの個人情報削除機能の活用を推奨しています。ダークウェブ上の情報流通を完全に防ぐことは難しいため、単一の監視機能に頼るのではなく、アカウント保護や情報公開範囲の見直しを組み合わせて対応することが重要になると考えられます。
参考文献・記事一覧
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- CyberCrew_
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